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読み聞かせボランティア

息子の通う小学校では、月に一回を朝15分間ボランティアの方々による絵本などの読み聞かせの時間があります。

4月、今年入学した息子の小学校からのお手紙の中に、ボランティアの募集があり、興味があったのでとりあえず説明会に参加してみました。

ボランティアは今年入った4人を入れて全部で10人ほど。息子の小学校は各学年2~3クラスあるので、6学年にちょうど15クラスほどになります。

1人が6、7、9月、10~12月、1~3月の3期に分けて、それぞれ希望するクラスで読み聞かせをします。

保護者のボランティアでは足りないので、地域のボランティア(卒業生の親など)にも入ってもらっています。

私は、仕事があるのでできるかどうか心配だったのですが、ボランティアの方の中にやはり仕事を持っている方がいたこと(フルタイムかどうかは不明)、そして朝8時45分に読み聞かせは終わり、ミーティングに出ても9時半には終わるとのことだったので、フレックスを使えばなんとかなるかなと思い、やってみることにしました。

また高学年に進むにつれ、選書や読み聞かせに慣れてしまっている子どもの気を引くのが難しいということなので、今年初めての私は低学年を担当することにしました。

最後になる3月は、子どもたちからお礼の手紙がもらえるので、1~3月に子どものクラスで読み聞かせるのがおすすめということで、1~3月期は息子の1年2組をやらせてもらうことにしました。

おととい火曜日に今年度の初めての読み聞かせがあったのですが、新人の私たちは見学させてもらいました。

終わった後のミーティングで、読み聞かせの方たちがそれぞれの選書にこめた想い、子どもたちの反応について発表しました。

たとえば、ある5年生のクラスで読まれたのは↓

宇宙をみたよ!―宇宙へ行くと、ほんとうがみえてくる

宙野 素子 / 偕成社



先月日食や金星の部分日食など、天体の大きなイベントがあったので、宇宙に興味を持ってもらおうと選んだそうです。絵本に限らずこんな選書も良いそう。写真が大きくきれいで、大人も見入ってしまいます。子どもたちの反応も上々で、文章の中に質問があるそうなのですが、何人か宇宙好きの子がいて、質問に全部正解していたと言っていました。

3年生のあるクラスで読まれたのは↓

だいふくもち (こどものとも傑作集)

田島 征三 / 福音館書店



子供たちおばけの話が好きなので選んだそう。最後「ひえ~」ってみんなの反応が面白かったと言っていました。

またそのボランティアの方は、前ふりの絵本も。

おーい みえるかい

五味 太郎 / 教育画劇



「おーいみえるかい」というセリフで森の中に絵が寄っていくと、アリがいて、また「おーいみえるかい」と寄っていくとアリが帽子をかぶっていて、その帽子に像の絵が描いてあって、と、視点がどんどん寄っていく可愛くて面白いお話で、子どもの気を引くのにとても良いそう。

この絵本は私もかなり気に入ったので使ったみようとお思います。

4年生のクラスで読まれたのは、

うまやのそばのなたね (新美南吉ようねん童話絵本)

新美 南吉 / にっけん教育出版社



内容の解説はなかったのですが、読まれた方が新美南吉さんが好きで良いお話と言っていたので、読んでみたくなりました。

その方もメインの一冊の前後に楽しい絵本を。

てじな (幼児絵本シリーズ)

土屋 富士夫 / 福音館書店

とうさんまいご (五味太郎・しかけ絵本 (2))

五味 太郎 / 偕成社



こうやってメインのほかに何冊か用意して、読み聞かせの雰囲気を作ったり、時間が余ったときにもう一冊読んだりするのもテクニックみたい。本来の対象年齢より大きな学年の子供たちだけど、結構うけたそうです。

あと最後に6年生のクラスで読まれたのが「雨ニモマケズ」という紙芝居。これは宮澤賢治の詩そのものではなく、賢治の生涯についての物語だそう。

息子の小学校は8割の子が受験するそうですが、6年生は今ちょうど受験勉強がしんどくなってくる時期。そんな子どもたちの道しるべになればという気持ちでこの本を選んだそうです。6年生くらいになると、あまり真剣に聞いてくれない子もいたりするそうですが、この選書は割とみんな真剣に聞いてくれて、うまくいったと言っていました。

というわけで、来月はとうとうデビューです。選書は一応決めたのですが、どきどきです。でも楽しみ。
by lucie1104 | 2012-06-21 06:06 | 読み聞かせボランティア


読んだ本の簡単レビューと日記


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