『叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本』
ぴーたんさんの書評を読んで、私もココロを鷲掴まれ、早速読んでみました。期待通り、ていうか期待以上に良い本!!
ぴーたんさんの書評にもありますが、まず最初のアドバイスは「褒める」なんですよね。
でも私、褒めるのが大事って、親野先生の著書でも読んでるし、できる限り実行している「つもり」でした。
で、この「つもり」が曲者で私が一人で「よし褒めたからOK」とか思っててもダメで、著者の奥野さんが言うには、「子どもがうれしそうな顔をするまで大げさに、演技でも良いから子どもが喜ぶまで褒めなければいけない」と。
私、褒めた後、子どもの顔ちゃんと見てたかな・・・?自分のことしか考えてなかったかも。
約束を破ったときに叱るよりも、できたときに必ず褒めるほうが効果的です
これも耳が痛い・・・。
約束事にしてしまったら、守って当たり前になってしまう
本当にその通りで、一日ゲーム1時間という約束をして、1時間を超えたときに注意したり、なんでやめないんだとイライラしたりするけど、1時間でちゃんと終わることができた時、私褒めたことあったかな?ないな~。
わが子を低めに見積もることで心に余裕が生まれます
できないのが当たり前と思ってみていると、随分気持ちが楽になります。
この考え方を意識すると、私は、本当に随分子どもたちの褒めポイントでなく、注意ポイントばかり見てたもんだと思います。
自分から進んでやる子に育てるには、偶然のタイミングが大切です。
よく子供達がリビングのドアを開けっ放しにするので、毎度毎度注意してたんですが、よく観察してると、10回に一回くらい閉めてることがあるんです!!(レベル低いけど^_^;)
そういう時を逃さず褒めて、注意はなるべく我慢して言わないようにすることにしました。
これまで注意しないとできないと思ってた^_^;
そして褒めを意識してみると、確かに、喜んでもっとやってくれたりすることがあり*\(^o^)/*もちろん、毎回うまく行く訳ではありませんが、奥野さんの言うとおり、怒られないためにやるより、喜んでもらいたいからやる方が、子供の育ちに好影響を与えそう。
この辺まではすごく子ども視点の教育なんだなと思いましたが、後半は意外な方向性で、でもこちらもまた目鱗でした。
「子どもの権利」を誤解して、わが子をわがままに育てない
子供の気持ちに寄り添ってって論調に、私自身かなり縛られたこともあるし、それから”寄り添う”と言う言葉に乗っかって、子どもが泣いたり、怒ったりネガティブな感情をぶつけてくるのが嫌だから避けてただけかも。。。
子どもがくり出す技に惑わされない
要求が通らないこともあるんだという経験をさせてあげることが、子どもの将来に役立つ
事例として子どもがすねて「行かない」と言ったりしたら、本気でおいて行くとか、電車で騒いだら帰るという約束を破ったら本気で帰っちゃうとか。
私はゲーム関連の約束も多少破られても面倒だしいいやで注意で終わってたけど、そうやって約束を軽く扱うのは悪かったなぁと反省しました。
しかも、子供の意思を尊重しようと、子供に振り回された挙句、そのストレスが溜りに溜まって爆発、なんて悪循環もよくあるし。。。
下の子も今年5歳になるし、子供主導でなく、親主導に転換できるようにしようと思いました。
子どもの内なる「やる気」に火をつけましょう
何かを始める初期の段階では、外発的な動機づけ(物で釣る)を利用していいんだそう。
特に小さな子は、中々スポーツにしても、楽器にしても最初から楽しさを感じるのは難しいから、物で釣って、やらせることで、段々とその活動自体の楽しさを感じられるようになれば良いとのこと。
これも私にとっては結構意外でした。物で釣るのは邪道かな、と。
以上特に響いたところをピックアップしてみました。
中々辛口なんですが、とっても説得力ある内容で、読んでよかったと思いました。子育てブラックジャックの異名に偽りナシでした!
他の本も読んでみよう~♪
by lucie1104
| 2014-01-25 07:45
| 育児
読んだ本の簡単レビューと日記
by lucie1104