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お話会

うち小学校では、年に一度、読み聞かせボランティアで一時間の授業の枠をもらって「お話会」をやっています。

2~3人一組のチームになって、二か月ほどかけて準備を進めます。

今年は、合わせやすい時間帯を考慮して、仕事をしている人と、していない人でメンバー分けしました。

私のチームは仕事している人の組。週末の夕方に3回ほど集まって話し合いや練習をしました。

対象は5・6年生で「おいしいお話」というテーマでメンバーそれぞれ選書しました。

ひとりの方が、導入に詩を三篇。

土佐奈穂子さんの『お母さんのまちがえ』ほか。

もうひとりの方は、私も大好きな「いちごばたけのちいさなおばあさん」

いちごばたけの ちいさなおばあさん (こどものとも傑作集)

わたり むつこ / 福音館書店



最後に、私が以前とても面白いから読み聞かせでやりたいと思ってたけど、15分では読めないからと諦めていた「さとうねずみのケーキ」という絵本をやらせてもらいました。

さとうねずみのケーキ

ジーン ジオン / アリス館



お城の9番目の料理人トムが、料理長を決めるケーキコンテストに出品するのですが、当日、作ったケーキの飾りのねずみが壊れてしまい、いろんなハラハラドキドキがあって、ハッピーエンドという物語です。

自分で家で時間を測って読んでみたら20分弱だったのですが、合同練習で、初めてチームの方お二人の前で読んでみたら30分弱かかってびっくり!

30分を一人で読むのは初めてのことなので、腕や首も疲れてくるし、結構大変かも、、、と最初は不安になりました。

ストーリーはハラハラドキドキものなのですが、文体(訳文ですが)は割に淡々としているので、私がさらっと読んだら「長いから、飽きないようにもう少し抑揚をつけて読んだ方がいいかも」とアドバイスを頂きました。

絵本の読み聞かせは「声色を使わなくていい」というのもよく言われることで、やりすぎもよくないんだけど、ひとつ試しに今回は、途中「キャー!」という悲鳴をあげるところや、ささやき声のセリフを本当にささやいてみたりしました。

結果としては、良かったかな?やらなかった場合と比較できないけど、30分の長いお話の割にみんな集中して引き込まれている感じがしました。後ろの方に座っていた男の子達は、盛り上がる部分で身を乗り出してました(笑)

いつも朝の読み聞かせでは十分に練習できないのですが、さすがにチームの皆さんに迷惑をかけるわけにいかないし、集まって通しの練習も二回やったので、私にしては結構読みの練習ができたので、いつもより自信を持って本番に臨めて、気持ちよく読めました♪

自分がこれは面白いと思った絵本を、実際に子どもたちの前で読むことが実現できた満足感も大きかったです。

何か心に残る深い話というのではないけれど、物語を追っていく楽しさを理屈抜きに味わえて、高学年の子どもたちも楽しんでくれたんじゃないかな〜。

いつもの読み聞かせは、1人でやるけど、上記のような自分では気づかないアドバイスをもらえたり、「声が通るし、滑舌もいいね!」なんて褒めてもらえたり、他の方たちの読み聞かせを聞くこともとても勉強になって良かったです。

終わった後の反省会でも、どのチームもそれぞれ趣向を凝らし、選書も練習もしっかりやってるのが伝わってきて、とても刺激を受けました。

ホントに読み聞かせって楽しい🎶

また来年もやりたいな〜と思います。
by lucie1104 | 2014-12-20 06:22 | 読み聞かせボランティア


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