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『科学的な外国語学習法』

シゴタノで大橋さんが薦めていたので読んでみましたが、とてもよい本でした。

一番なるほどと思ったのが、日本語は表意文字である漢字を用いて、同音異義語が多いので、日本人は耳から言葉を聞いても頭の中で字を思い浮かべて視覚的に理解し、英語を母国語とする人達は英語の文字を読むときでも、頭の中で音に変換して聴覚的に理解するということ。

そして、それぞれの言語を習得する過程で、日本人は視覚的に言葉を理解する神経回路が、英語を母国語とする人たちは聴覚的に理解する神経回路が発達する。日本人が英語を学ぶためには、新しい神経回路を作ることなので、とても大変なことだし、そこを意識した学習法が必要ということ。

『習得した言語によって脳が作られる』という発想はとてもユニークだけど、納得。

日本語と英語はそこまで違うんだから、日本人が英語をマスターするためには、正しい学習法で、一日一時間勉強したとして、四年間必要、さらに留学も必要。

なかなか厳しい意見ですが、逆にいうとこれをやれば本当にできるようになりそうな気がしてやる気がわいてきました。

で、早速やってみようと思ったこと。

1.気が狂うほど、テープを聞く。

何度もなんども同じテープを繰り返し聞いて、暗唱できるくらいにするのが良いのだそうです。
一日に最低1時間、毎日、外国語を聞いたとして、外国語がよく聞こえてくるようになるには、3年かかるとのこと。一日一時間は難しいのですが、最近朝のメイク+着替え時間に20分程度、伊藤譲一さんのTEDスピーチを聞いています。

革新的なことをしたいなら「ナウイスト」になろう

色んなスピーチなどを聞いてますが、ひとつのものをしっかり聞き取れるまで聞き込んだことがなかったので、やってみようと思います。


2.分の構造を考えて聞く、話す

大学受験で、文法は十分学んで覚えたつもりでいますが、まだまだ会話をしていると、目的語が最初に口から出てきちゃうようなことがあり、この本によると、まだ日本語の神経回路が働いているようです。

「常に、分析で文章を理解しようと努めていると、あなたの頭脳の中に文法の神経回路が出来上がり、無意識のうちに、頭が文の構造を考えて、外国語が自然と口から出るようになる」とのこと。

幸い仕事で英語を使う機会はたくさんあるので、「できるだけしゃべる」「相手の言葉を繰り返し唱え、相手の言葉を利用して話す」「恥をかこう」というのも意識してやろうと思います。

それから、自分自身より、子どもたちがこれから英語を勉強するにあたり、大事だなと思ったこと。

3.外国語学習は、12歳以前に始めるべき


早期からの英語学習にあまり良いイメージを持っていなかったのですが、「12歳以前に始めた人と、以後に始めた人とでは、外国語の能力に決定的な差がついてしまう。一流のネイティヴスピーカーのレベルに達することはできないのである。」とのこと。

まぁ、一流のネイティヴスピーカーはなれなくてもいいかもしれないけど。っていうか、私自身確かにこの調子じゃネイティヴスピーカーにはなれないなぁ〜と別の意味で納得しちゃいますが。

息子小4は、もう学校と塾の勉強、英語で手一杯で、英語の入る余地がないけど、中学受験をするなら、学校選びに英語教育は考慮したいなと思います。

娘には今からでもやらせたいけど、今のところ本人のやる気なし。うーん。

4. 外国語は暗記物ではない、論理的に考えよう

外国語は暗記物だと思ってましたσ^_^;

「ヨーロッパの言語は理屈で成り立っており、理屈が好きな人、たとえば、理数系の学問が好きな人には、やさしい言語」なのだそう。

特に息子には、暗記物としてやらせるより良さそう!


この本を読んだら英語だけじゃなくて、ドイツ語、フランス語、スペイン語もヤル気さえあればできそう?な気がして、やりたくなっちゃいました♪(´ε` )
by lucie1104 | 2015-07-03 06:05 | 自己啓発


読んだ本の簡単レビューと日記


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