演奏会が、終わりました。
先週の土曜日、私が活動しているオーケストラの定期演奏会がありました。
大学に入学した時にオーケストラに入ってバイオリンを始め、三年間やって、大学卒業後は何度かOBオケに参加し、26歳で結婚してからはしばらく活動休止。
五年前、大学時代のオケ仲間経由で、うちの会社のオケとつながってお誘いを受けて、10年ぶりにオケに参加しました。
その翌年の演奏会も参加したのですが、結果練習不足であまり弾けなかったことや、月二回の合奏練習に参加するために、子供の預け先をいちいち考えなきゃならない大変さ、子供の小さいこの時期に、わざわざ預けて趣味の時間を作る事への違和感、それでもなお練習不足でへたっぴな自分への劣等感から休団することにしました。
今回の演奏会は、設立当初からずっと団が目標に掲げていた第九への挑戦という特別な機会で、この機会を逃したらそれこそ戻れなくなりそうだし、練習期間が一年半くらいあって通常より長く、それなら私でもちょこちょこ練習してそれなりの完成度で臨めるのでは?との淡い期待を胸に、4年ぶりの参加することにしました。
途中息子の野球のお世話役を引き受けたりした事もあり、結果練習は月一回程度になってしまいましたが、子供達もその間に成長し、土曜日は息子は野球、娘も習い事があったり、友達と遊んだりで、それほどの罪悪感を持たずに、まあまあ練習に通うことができました。
合奏練習そのものはいつもとても楽しく、弾いた後はいつも気分が高揚します。家でも弾くと、ストレス解消になることに気づきました(今更w)
四月に入ってからは、週四日は家で楽器に触るようにしたので、私としてはそれなりに弾けるようになり、弾けると弾くことがますます楽しくなってきます。
40過ぎても成長が感じられるって嬉しいことです。
技術的に弾けるようになると、同じパートの横の人、コンサートマスター、指揮者を見たり、今メロディの楽器、合唱、ソリストの音、声を聞いて合わせる余裕も出て、弾くのがますます楽しくなりました。
本番はプロのソリストさんの歌声も素晴らしく、本当に楽しく演奏できました。
曲が終わった瞬間のワーッ!!という大喝采、ブラボーコールにはすべての苦労が水に流された感じで本当に感動しました!
打ち上げでは、コンミスさんから「後ろのプルトの人まで前に合わせようと思って弾いているのが伝わってきた」との言葉にまた感動。
正にそれを心がけて、弾いていたので、伝わるものなんだなぁとしみじみ思いました。
それから指揮者の先生から「クラシック音楽は先細りで、聞く人も、弾く人も高齢化していて。家のことや仕事も忙しい時期だから音楽どころじゃないっていうのはとてもよくわかるけど、でも、これで終わりにしないで。音楽を愛し続けて下さい」という言葉は本当に身にしました。
今でも勿論、家のこと、仕事の方が音楽より優先されますが、また必ず団に戻ろうと思いますし、オケに参加してなくても楽器を弾いたり、音楽を聞くことを、人生の大事な伴侶として、楽しんでいきたいなぁと思いました。
by lucie1104
| 2017-05-29 08:33
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