カテゴリ:絵本( 21 )

【読み聞かせボランティア】10月

昨日は月に一回の読み聞かせボランティアの日でした。

7月、9月は2年生のクラスですが、今月、来月は3年生のクラス。

初めてのクラスでちょっと緊張しました。

教室に8時半過ぎに戻ってくる子がいたりして、ざわざわしていて中々はじめられず最初戸惑いましたが、読み始めたらみんな真剣な面持ちで聞いてくれてホッ^^

今月選んだのは、「もりのかくれんぼう」です。

もりのかくれんぼう (ビッグブック)

末吉 暁子 / 偕成社



うちの子どもたちも大好きな一冊で、秋の森の風景が今の時期にぴったりと思ってこれにしました。
うちの絵本は娘が落書きしてしまったので使えないと思い、図書館でリクエストしてみたらこのビッグブックというのがあったのでそれにしてみたら・・・

本当に大きい!とても手に持って読めるサイズではなかったので、机の上において、私は上から本を覗き込む形で読みました。

これだと子どもたちの表情を見ながら読むのが難しいのですが、この絵本は絵の中に隠れた森の動物たちを探す場面があり、その絵がとても上手に描かれていて(林明子さんの絵なのですが)、普通のサイズの絵本で、教室内の距離感があって探すのはとても難しかったと思うので、このサイズにして良かったです。

というか、ビッグサイズでなく、普通サイズの本でやったらどうなっただろう・・・?と後から考えてひやっとしました^^;

子どもたちの反応は上々♪予想通りかくれんぼのシーンではみんな真剣に探して「あ、いた!いた!」とつぶやきながら読んでくれました^^

本当は、隠し絵の動物探しの楽しさだけでなく、宅地の開発によって森がどんどんなくなっていき、動物たちも追いやられているというメッセージが込められていると思うのですが、残念ながらそんなことについて語る時間も度胸もなく、読み終わったら「これで終わりです」と言っておしまいにしてしまいました^^;

子どもたちともっとコミュニケーションを取りながら読むというのが今後の課題ですー。

読み聞かせの後は打ち合わせ。先月、仕事があるから先に失礼させてもらおうと思ったのですが、この打ち合わせでみんなが何を読んだか、子どもたちの反応がどうだったか、というお話を聞くのがすごーーーーく楽しくて、今月はあらかじめ最後まで話を聴こうと思って仕事は11時出社にしていました。

印象的だったものを紹介します。

なんでも見える鏡―ジプシーの昔話 (日本傑作絵本シリーズ)

イェジー フィツォフスキ / 福音館書店



小学校に、しょうがいの子達の4組というクラスがあるのですが、そこで読まれた本です。この本も面白そうだったのですが、今月そのクラスを担当された方自身の子どもとのやり取りの話がいつも素敵だなあと思っています。

その方はその日家を出る前お子さんと喧嘩をして間に合うか間に合わないかギリギリで飛び出して、カッカしていたので「こんな状態で絵本読めるかなあ」と心配して教室に入ったそう。

初めてだったので、言葉遊びの本をやって(あかさたな体操と言っていたような・・?うろおぼえ)、距離を縮めました。4組の子達とのコミュニケーションで、癒されました。とのこと。今月は少長めの絵本にチャレンジしてみたけど、よく聞いてくれた。来月がとても楽しみとおっしゃっていました。

きょうはなんのひ? (日本傑作絵本シリーズ)

瀬田 貞二 / 福音館書店



私自身子どもの時すごく面白かったのが印象に残っている絵本「きょうはなんのひ?」一年生のクラスで読まれていました。

これを読まれた方は専門に絵本のことをよく勉強しているみたいで、すごく詳しい。今月初めてのクラスだったので絶対はずさない鉄板の一冊にしました。瀬田貞二さん(日本の絵本の世界のお父さんのような存在)と林明子さんのゴールデンコンビ。とのこと。

確かにこういう面白い絵本は、何度聞いても面白いので使えそうです。

さる・るるる

五味 太郎 / 絵本館



私も多分読んだことあるんだけど、これを読み聞かせでやるという発想がなくて、新鮮!5年生のクラスの導入で読まれていました。

5年生の子どもたちは言葉遊びが大好きだから、はまっていました。単純なんだけど、「次は何が来るかな?」とみんな頭の中でぐるぐる考えながら聞いているので、絵本の世界に入り込んでいけるそうです。

さる・きる、さる・もる、とか、すべて「る」のつく動詞だけで構成されている詩で、「さる・そる」というところ何かは、低学年だと面白さが理解できず、5年生だと大うけだというのもなるほどね~と思いました。

それからとても小さい絵本なので、読む前に「この絵本はとっても小さくて見えづらいから、皆なるべく前にぎゅっと集まって」と声をかけたら、5年生の子達が男の子も女の子もみんなぎゅっと身を寄せ合って座ってくれたなんてかわいいエピソードも紹介されていました。

神沢利子のおはなしの時間4

神沢利子 / ポプラ社



この本を読んだのは、メンバーの中で唯一男性の方。5年生のクラスです。「何の教訓もありません」とおっしゃっていましたが、男性の選書って女性と一味違っていて、注目しています^^

多分いくつかお話があるようですが、その中のワニのデートのお話。5年生にもなると恋に興味を持ち始めるので選んだそう。そして、女の子たちはキャーキャー言いながら、男の子たちは、ちょっと身につまされるという感じで、とても喜んでいたそうです。

きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)

安房 直子 / ポプラ社



3年生のクラスで読まれた本。タイトルは聞いたことがあり、読んだこともあったかも。とても幻想的で、最後ほうっとため息をついてしまうような素敵な絵本でした。3年生でこの絵本を読めるんだな~と思いました。自宅でとりあえず子どもたちに読んでみたいです。

じごくのそうべえ (童心社の絵本)

田島 征彦 / 童心社



これも3年生のクラスで。この方は打ち合わせの部屋に入ってきた瞬間「子どもたちの食いつきいいと、本当に楽しいよね~」とおっしゃっていて嬉しそうでした。とんちや風刺のきいたお話で(恥ずかしながら私は読んだことないのですが)、3年生はもうしっかり理解して大笑いだったそうです。

ただ読むのは難しいらしく(関西弁でのかけあいがあったり)、前夜1時まで練習していたとか。私は読んだことあるものばっかり選んできたからというのもあり、練習なんてほとんどしてないので、皆そんな練習してるの?!と焦りました^^;

12月は、いつも読み聞かせが15分なのですが、年に一回45分(一時間分の授業枠)を使ったお話会をやります。今選書の真っ最中。高学年クラスが担当になったというのもあり、悩み中です。いいの見つけられますように。
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by lucie1104 | 2012-10-17 05:52 | 絵本 | Comments(0)

【読み聞かせボランティア】9月

今月の読み聞かせは、先月と同じ2年生のクラス。「鬼の首引き」という絵本を選びました。

鬼の首引き (日本傑作絵本シリーズ)

岩城 範枝 / 福音館書店



日本昔話的な鬼と若者の知恵比べのお話なのですが、出てくる鬼たちがユーモラスで楽しい。「ほほーい、ほほーい、ほほーい、ほい」「えいさら、えいさら、えいさらさー」などの言葉も響きがよくて、読むのも聞くのも楽しい一冊。子どもたちは、皆集中して聞いてくれました。

それから9月と言えばお月見シーズンということで、エリック・カールの「パパ、お月さまとって」を。

パパ、お月さまとって!

エリック カール / 偕成社



有名な絵本なので、「読んだことある~」という声もあがりましたが、その割に、ながーいはしごの絵を見せると「えー、あんなのある~?」とか、月が小さくなる絵を見ては、「ちっちゃ~」などと、大いに盛り上がっていました。

読んだことある絵本だとつまらないかなと思って、なるべくみんなが知らなそうなものを探していましたが、知っていても、面白い絵本はやっぱり楽しんでくれるんだな~。それにこの絵本みたいに、絵が楽しい絵本は惹きつけるんだな~というのが今回の収穫でした。

あまり長い本だと、ちょっと間延びしてしまうところがあるので、今回みたいに二冊読むのもいいなと思いました。

終わった後、ほかのボランティアさん達と集まって、読んだ本、子どもたちの反応についてシェアします。

今回聞いてて面白そうだな~と思った絵本。

落語絵本 まんじゅうこわい (落語絵本 (2))

川端 誠 / クレヨンハウス



5年生のクラスで読んで、すごく盛り上がって、終わった後「面白かったー!もう一回ききてー」なんて反応があったそうです。この方は以前3年生に読んだらオチが理解できなかった子がいたらしいのですが、5年生はしっかり理解できいたということもおっしゃっていて、学年による理解度は随分違うものなんだなと思いました。

ともだち

谷川 俊太郎 / 玉川大学出版部



この絵本は、偶然2人の方が選んで読んでいらっしゃいました。そして2人ともあえて飛ばしたページがありました。「お父さんやお母さん、先生に言いつけるのはずるいんじゃないかな?」というような一説。素直すぎる子どもたちがこの言葉を受け止めすぎて、本当は親や先生に相談した方が良かったようなケースに、相談できないということが起こると困るから、ということでした。作者の意図とは離れてしまうけど、なるほどそういうことは起こるかもしれない、と思いました。

ニコとねずみのすてきなせかい

マンフレート マイ / フレーベル館



この絵本を読んだ方は、いつもご本人が選ばれる絵本が大好きという気持ちが伝わってきて、読んでみたくなります。ストーリーも絵もとても素敵な絵本でした。

私はついつい子供たちの反応に「どうかな、どうかな?」と心配しながら読んでしまいますが、自信を持って「この絵本が好き、この絵本は面白いよ」という気持ちで子どもに読むことも大事だな~と思いました。

わたし (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)

谷川 俊太郎 / 福音館書店



隣のクラスですごく盛り上がってて、ちょっと気になっちゃった絵本です。わたしはわたしだけど、妹からみたらお姉ちゃん、お母さんからみたらむすめ、というような内容らしいです。こういう形式の絵本は、読み聞かせで読むイメージがあまりなくて、自分の中にレパートリーがないのですが、子どもたちとのやり取りを楽しめる一冊で、ぜひ一度読んでみたいと思いました。中で、外国人から見たら、というところは、「ニホンジン」ってちょっと外人口調で言って笑わせるというのもやってみたい。

ふくしまからきた子 (えほんのぼうけん)

松本 猛 / 岩崎書店



たまたまその方のお子さんがこの夏休みに図書館で選んで、家族で読んで、家族全員心打たれた絵本だったそうです。あとがきに、原発の話が良いことも悪いことも含めすべて書いてあるとのこと。3年生のクラスだったのですが、この本を読むかどうか迷って、子どもたちにもう一冊持って行ったものと、どちらがいい?と聴いたら、「原発の本がいい」と言われたそうです。3年生にもなると、原発の話も耳にしていて、気になってる子もいるんでしょうね。私もぜひ読んでみようと思います。

わたしのすきなやりかた

五味 太郎 / 偕成社



ぼくのすきなやりかた

五味 太郎 / 偕成社



フクシマからきた子を読んだ後、重くなってしまうクラスの雰囲気を変えるために、読んだという五味太郎さんの絵本もとても楽しそうでした。


仕事も家のこともいっぱいいっぱいで忙しいのに、読み聞かせボランティアやるなんて、ちょっと無謀だったかなあと後悔したこともありましたが、今月も読み聞かせやって、集まりでボランティアの仲間方々からたくさん刺激を得て、面白そうな絵本を知ったり、子どもたちとのやり取りのヒントを得たりできて、やっぱりこれは頑張って続ける価値があるものだなと思いました。

子ども絵本を読み聞かせることは、必ずしも楽しいだけではなくて、選書がうまくできているか、読み方は大丈夫か、導入にもう少し何か話した方が良いのか、とか、不安になったり、悩みながら試行錯誤しているのですが、そんなことも含め勉強になるなあと思います。
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by Lucie1104 | 2012-09-12 06:12 | 絵本 | Comments(0)

ちいさいモモちゃん

モモちゃんとアカネちゃんの本(1)ちいさいモモちゃん (児童文学創作シリーズ―モモちゃんとアカネちゃんのほん)

松谷 みよ子 / 講談社



モモちゃんとアカネちゃんの本(4)ちいさいアカネちゃん (児童文学創作シリーズ モモちゃんとアカネちゃんの本 4)

松谷 みよ子 / 講談社



あの地震から8日…普通に戻ろうと思いつつ、なんかまだ戻れません。

落ち着いて本を読んだりする気にもあまりなれないような感じです。

この連休明けからはもうちょっとやる気出していきたいと思っているのですが。。

そんなわけで自分の本は読んでいないけど、子どもへの読み聞かせはいつも通り。

「いやいやえん」レベルの本も行けることがわかったので、これも私自身が子ども時代大好きだった「ちいさいモモちゃん」を借りてきて読みました。

子ども時代に好きだった本を、改めて親になって読んでみると、新たな発見があって面白いですね~♪表紙や間に入っているモモちゃん、アカネちゃん、プ―のお人形の写真が懐かしく可愛い。

モモちゃんが1歳になったら、ママがパンツを30枚用意して、おむつはずしをするところなんか、ああやっぱり、この時代は1歳でもうオムツはずしてたんだなぁなんて思ったり。

4冊目「ちいさいアカネちゃん」で、妹のアカネちゃんがちょうど今うちの娘くらいの1歳6~9カ月くらいで、「パパ、あい、パパ、あい」って煙草を持ってパパを探す所なんか、リアルに想像できるなぁと思ったり。

それから、飼い猫の黒猫のプ―がお話したり、親切な森のくまさん(インタビューか何かで、松谷みよ子さんが、実際に育児をする中で助けてくれた人たちをもとに、くまさんというキャラクターを作ったと読みました)が出てきたり、メルヘンチックなんだけど、何か松谷みよ子さんの著作には陰りがあるんですよね~。

「いやいやえん」の中川李枝子さんの世界とは違う、深ーく、暗い大人の世界が垣間見える感じ。

4冊目の「ちいさいアカネちゃん」に、パパおおかみが登場するのですが、そのオオカミ、きれいな声で鳴いている小鳥をアカネちゃんの目の前でぱくっと呑みこんでしまったりなんて、「ちょっとこれってどういうつもりで書いたんだろう?!」と聞いてみたくなるような気になるお話もあったりします。

この時代(初版が出たのが1964年)に、子どもを保育園に預けてお仕事をし、それも帰りが終電になっちゃうような忙しいお仕事であったりとか、パパと離婚してしまうこととか、松谷みよ子さんの事情が反映されてることもあるんだろうけど、上みたいなちょっとおどろおどろしいお話に変えてしまうのは、民話の採集を仕事にしていたことと関係しているのかもなあなんて思ったりもしました。

まだ4冊目の途中なのですが、残りを読むのが私自身楽しみ。息子もどんな風に感じているのかわからないけど、続きを読みたがっているので一緒に6巻まで読もうと思います。
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by lucie1104 | 2011-03-20 23:51 | 絵本 | Comments(0)

時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで

時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで

香川 元太郎 / PHP研究所



これすごいね~!面白い(>▽<)

俵万智さんの本(→)で紹介されてて買ったのだけど、見てみたら、以前勝間さんのラジオBook loversに出てたこと思い出しました。

迷路の本とか、子どもは喜びそうだけど、私は正直ちょっとめんど・・・って思ったのですが、これは見ててまったく飽きません。

この本は、見開き1ページで、恐竜時代から、氷河時代、縄文時代、、とそれぞれの時代の風景が描かれていてそれが迷路になっています。

しかも、その絵の中に動物などの隠し絵があって、それを見つけ出すのがまた面白ーい!

迷路自体も一通りでなく、難しい迷路(階段を使わないで行ってみる)があって、一回やったら終わりになりません。

しかもさりげなく歴史の勉強にもなっちゃいそう^^

シリーズ全部買うとちょっと大変なので、図書館でとりあえず借りてみよう。

息子は昆虫の迷路が気になるようです。
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by lucie1104 | 2011-02-20 05:23 | 絵本 | Comments(0)

いやいやえん

いやいやえん―童話 (福音館創作童話シリーズ)

中川 李枝子 / 福音館書店



「この本面白いね」と君が言ったから二月十日はいやいやえん記念日

なんちゃって。すいません。

私にとっては、ちょっとした記念日的なうれしいできごとでした♪

私はこの絵本(というか児童文学?)が子どもの頃大好きで、自分が子どもを持ったら一緒に読みたいという思いをずっと心の中で温めてきていたのです。で、5歳で満を持してのいやいやえんデビュー。

息子も気に行ったみたいで、私が読んでるとにやっと笑ったり、「え~?!」とリアクションしたり。「でしょ?でしょ?ここ面白いでしょー?」なんて心の中で思いつつ、一週間くらいかけて読もうと思っていたのに、ついつい面白くて2日で読んじゃいました。

私は30年ぶりくらいだったので、読む前は内容あまり思い出せなかったのですが、読み始めたらどんどん思い出しました。

ほし組の子ども達が積み木で作った船の絵、もも、りんご、みかん、ばなながなる山へ皆で遠足に行く話、いたずらの挙句女装させられた主人公しげる、しげるがあまりに汚れていておおかみが食べるのを躊躇して、お風呂にいれるためお湯を沸かしてくる話・・・。

今大人の目で読んでも引きこまれちゃう。やっぱり面白いですねー。

あと今読んでみると「ちょうめん」なんて言葉がちょっとノスタルジックに感じたり、保育園児が一人で外で遊んでたりとその時代のおおらかさを感じたり、ちょっとした発見がありました。

読み終わった後、「もう終わり~?もっと読みたーい」と息子。

私ももっと読みたい(T T)でも続きはないんですよね。

ほかの中川李枝子さんの本、読んだことないのですが、また借りてこようと思います。

この辺かな・・・

おひさまはらっぱ (福音館創作童話シリーズ)

中川 李枝子 / 福音館書店



ももいろのきりん (福音館創作童話シリーズ)

中川 李枝子 / 福音館書店


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by lucie1104 | 2011-02-16 06:17 | 絵本 | Comments(4)

花さき山

花さき山 (ものがたり絵本 20)

斎藤 隆介 / 岩崎書店



先日ご紹介した俵万智さんの「かーかん、はあい」で紹介されていた絵本。→過去記事はこちら
保育園にあったので借りてみました♪

山の中で道に迷ってしまった10歳のあやは、山姥に出会い、

その山の中で一面に咲いている花がどうしてさくのかそのわけを教えてもらう。

あやは、妹が祭り着を欲しがった時、家が貧乏で二人分は買えないことを知ってたから、

「おらはいらねえから そよサ かってやれ」としんぼうした。

その時、赤いきれいな花が咲いた。

この花さき山いちめんの花は、みんなこうしてさいた。

つらいのをしんぼうして、

じぶんのことより ひとのことを 思って

なみだをいっぱいためてしんぼうすると、

そのやさしさと、けなげさが、

こうして花になって、さきだすのだ。


とっても良い話で、私自身がじーんと感動してしまいました。

「自分を犠牲にして、人のためにやさしくしてあげること」、

とても大事だけど、なかなかそうしなさいと口で教えるのが難しい価値観。

「情けは人のためならず」で、人のために何かしたとき、還ってくることがあるというのもあると思うんだけど、

そういう損得ではなくって、山奥でひっそりと人知れず美しい花が咲く、そんなイメージが、善い行いを後押しするものであったらいいなあと思います。

読むだけで十分で、この本を使ってその価値観を、というのもちょっと野暮な気もしますが、

あまりに印象的だったのもあって、5歳の息子が、1歳の下の子と物の取り合いをして譲ってあげたりすると、「今花さき山に花が咲いたね~」なんてつい言ってしまいます。

最初山姥の絵を見て、「これ、怖い話でしょ?」と息子は言っていて、私も表紙を見たときは正直好きな絵ではなかったのですが、読んで行くうちに、この民話風のお話に、ちょっと土臭い感じがぴったりで、いいなぁと感じてきました。

この本の本当の良さはまだ理解できないと思うのですが、繰り返し読んでいきたいなと思う絵本でした。
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by lucie1104 | 2011-01-17 06:07 | 絵本 | Comments(4)

おひさまがおかのこどもたち

おひさまがおかのこどもたち

徳間書店

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スウェーデンの絵本作家エルサ・ベスコフのもので、見たことなかったものを図書館で発見。
ベスコフにとっては二作目ですが、日本では2003年出版と比較的最近(でもないか?)発行されたもののよう。

絵は、初期のものだけに、後の作品より繊細さや緻密さが劣るけど、やはりベスコフらしく植物や子どもだち、それにスウェーデンでの暮らしぶりが生き生きと描かれていて、楽しい作品です。

お話というお話はないのですが、湖で水遊び、のいちごつみ、にわとりにえさやり、などなど、この時代のスウェーデンの子ども達の夏の暮らしが、一ページごとに紹介されています。

息子は、木の枝に取りつけたブランコを見て、「こんなのやったことない!これやりたいな~」と言っていました(私も憧れたことある)。

私は子ども用の畑があって、にんじんやラディッシュに水やりをしているところが素敵だと思いました。のいちごつみにももちろん憧れます!

これを見たら、同じくスウェーデンのラッセ・ハルストレム監督の映画「やかまし村のこどもたち」(原作はアストリッド・リンドグレーン)を思い出しました。

これも子どもたちがひたすら遊んでいるだけのお話なのですが、スウェーデンの自然が美しく、子ども達が楽しそうで、大好きな映画です。
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by lucie1104 | 2010-10-01 06:38 | 絵本 | Comments(0)

あいうえおの本

あいうえおの本

安野 光雅 / 福音館書店



この手のあいうえおの本って色々ありますが、安野光雅さんのものを書店で見つけたので購入してみました。安野さんの「はじめてであうすうがくの絵本」が、息子がかなり気に入っていて、まだわからない時期から、今でもよく読んでと持ってきます。

この本も絵が素晴らしいです。見開き二ページの左側にあ、い、う、え、おの文字が一字づつ(その字は木工で作ったような絵になっていて)、右側はその字で始まる絵が書いてあります。野菜や動物などの絵もとてもリアルで、本当に見ているだけで楽しい♪梅干しとか、手に触れそうなリアルさです。

また各ページの字と字を囲む模様絵まで、「い」だったらイチゴといぬのふぐり、犬、いのしし、「え」だったらエンドウ豆のつるとえのころ草、鉛筆が描かれていたり、細かいしかけがあって、ますます感心してしまいました。

息子自身は一回見ただけで、その後特に見たがらないんだけど(悲)、字を書いてる時とかに、わたしてみようかな。

   *   *   *   *

今日は会社が休みなのですが、子ども達は保育園に預けて、私の1日だけのお休みにしました♪

7月以降娘が本当に毎週熱を出して(多分ヘルパンギーナ、突発性発疹、そのほか原因不明の熱二回)、今週も月曜日に呼び出されて昨日までお休み。

実は熱性けいれん3回目もやりました・・・。なんの前触れもなく、熱があることにも気付かず、夜中に突然だったので、対処のしようがなかった・・。

今週の発熱では、小児科の先生の言うとおり、ダイアップ二回使いました。下痢しちゃうんだけど、ほかは変な副作用は今のところなさそうなので、ぼちぼち先生の指示があれば使う感じで行こうかなあと思っています。

今回は中耳炎があったので、抗生剤を使うかどうかでまた悩み・・、上の子は今まで一回も抗生物質飲んだことないんですよ。丈夫だったんだなぁ。

中耳炎は悪化させて切開しないといけないようなことになると怖いし(私自身やったことがあってトラウマなので・・)、絶対使わないと決めてしまうのではなく、柔軟に状況に応じて選んでいこうと思っています。

今回は私が休める状況だったので、様子を見て、抗生剤飲ませなくても治ったのでとりあえず良かったです。

今お医者さんの使う耳の中を見られる器具がちょっと欲しくなっちゃってます。

さ、今から買い物して、ランチして、バレエのレッスン受けて来ます♪

娘また熱上がらないといいな。
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by lucie1104 | 2010-08-13 10:38 | 絵本 | Comments(0)

ビロードのうさぎ

ビロードのうさぎ

マージェリィ・W. ビアンコ / ブロンズ新社



素敵な絵本に出会いました。

酒井駒子さんの絵で、私が紹介するまでもなく、有名な絵本だと思うのですが。

原作は、アメリカの方で、酒井さんは訳と絵を担当されているのですが、なんともピュアな登場人物達とストーリーに、酒井さんのノスタルジックな絵がマッチしています。

クリスマスプレゼントに男の子にプレゼントされたビロードのうさぎが、冒頭「本当に大切にされたらほんものになれる」という話を聞き、そして実際に男の子に大切にされながら、感動のラストを迎えるストーリー。

ビロードうさぎが本物の野うさぎに出会ってショックを受けるところや、ぼうやがお手伝いのナナにぼろいぬいぐるみと言われても「これは本当のうさぎなんだよ!」と言い張るところ。ぼうやが高熱で苦しんでいる時、ビロードうさぎが耳元で懸命に楽しいことを語って聞かせるところなど、心の琴線に触れる、というのかな。読むと、小さなものたちへの愛しさで胸がいっぱいになります。

ここでは明かしませんが、最後は、嬉しいような、でもやっぱり切ない、そんなラストです。

絵も1ページ、1ページ素晴らしく、何度も繰り返し読みたくなる絵本です。酒井さんの描く子どもは本当にかわいらしく、またリアルですよね。
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by lucie1104 | 2010-06-11 06:59 | 絵本 | Comments(0)

ふたりはいっしょ・ふたりはいつも

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)

アーノルド・ローベル / 文化出版局



ふたりはいつも (ミセスこどもの本)

アーノルド・ローベル / 文化出版局



江国香織さんの「絵本を抱えて部屋のすみへ」で知って、確か2年前くらいに買った絵本です。

ちょっと間抜けながまくんと、落ち着いていて頼りがいのあるかえるくん。ツッコミどころ満載のまぬけぶりを発揮しながらも、二人がとっても仲良しで、一緒にいるだけで満たされている感じは、読んでいて、心がぽっと温かくなります。

絵本にしては絵が少なくて、今まで息子に読んでいる絵本の中では難しい方かなと思うのですが、最近気に行ってリクエストが多いです。

大きなアイスクリームが溶けて、おばけみたいになってしまったがまくんの話や、そりすべりでそりから落ちてしまった話などの失敗話が好きなようだけど、昨日、遊んでる時にふざけてこの絵本の中の「ぼく きみがきてくれて うれしいよ」というセリフを息子が言っていました。

私もこのセリフにはぐっときていいなあと思っていたので、その良さが4歳の息子にもわかるのかなと嬉しく思いました。
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by lucie1104 | 2010-01-21 15:38 | 絵本 | Comments(0)


読んだ本の簡単レビューと日記


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