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手ぶくろを買いに

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)

新美 南吉 / 偕成社



とっても優しい気持ちになれる絵本で、気に入って最近よく寝る前に読み聞かせしています。

黒井健さんの絵のきつねの坊やの愛らしさ(人間の家の前で、てぶくろを握り締めて、親子の会話を聞き入っているところが一番好き)、里山の雪景色(私にとってはスキー場でしかお目にかかったことのないような、一面の雪野原)、一昔前の懐かしいような町並み、どのページをめくっても、美しい絵でワクワクしてしまいます。

新美南吉のテキストも良いです。少し古めかしくて、今では使わないような表現がまた、声に出して読んでみるといいんです。子ぎつねの「お手手がちんちんする」とか、「シャッポ」(帽子って意味なのねー、知らなかった)とか。

母ぎつねの「ほんとうに人間はいいものかしら、ほんとうに人間はいいものかしら」という余韻が残る終わり方もいいですね~。

今年のGWに清里に行くので、黒井健さんの絵本ハウスに行ってみたいな。

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先日こんなことを書いたばかりというのに、昨夜も今朝またくだらないことで息子についねちねち怒ってしまった~。あー、反省。今はまだ「じゃあ、おばあちゃんちの子になれば?」なんてひどいこと言っても、「いやだー、ママの家にいるー。」なんて泣いてくれるけど、そのうちホントに呆れられちゃうかも・・・。

いくら心がけたって、育児してるとどうしても自分の器の小ささが露呈しちゃう。「この時期の子供は大変だから」とか、「仕事も家事もあって大変だから」とか、そんな言い訳はしたくないから、もうひたすら忍耐と、愛で頑張ろう。

子供に好かれようとする態度は親として間違いというような考え方もあると思うのだけど、私は子供時代父のことが嫌いで嫌いで、それがまた辛かったという経験があるし、それにやっぱり愛する子供には愛されていたいから、子供に愛されるような人格を備えたいです。媚びるのとは違うんだけど。その辺のバランスも難しいね。
by lucie1104 | 2009-03-30 12:25 | 絵本


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