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フロン―結婚生活・19の絶対法則

フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)

岡田 斗司夫 / 幻冬舎



2001年刊行された岡田斗司夫さんの本です。

タイトルのフロンとは、婦論であり、夫論であり、父論です。
どうしてあなたたち女性はいま、悩んでいるのか?に答えるから「婦論」。
また、夫をどう考えればいいのか、という意味で「夫論」。
さらには、子どもが生まれ、父親になった夫はどうすればいいのか、という意味で「父論」を考える本でもあります。


岡田さんは、朝日新聞土曜版で人生相談の回答をされてるんですが、その回答が冴えまくっていて、そんな岡田さんが書いた『結婚生活・19の絶対法則』気になって読まずにいられません。。

で、読んだ結論はというと、予想通り、「うわーー、確かに!言える言える、あってるあってる!」のオンパレードでした~。

*1975年代以降生まれの特徴は「自分の気持ち至上主義」。既存の価値観が続いている今の日本の家族制度とは共存しにくい。

*「あ~あ、結婚しなきゃ良かった。でも誰でも結婚してるから仕方ないかな。不幸な結婚の中でも、私はまだマシなほうだろう」と考えているのが普通の人生。「この人をやめて別の男にしても大差ないしね」とみんなが知ってる。

皆とは言えないかもね。でも私はそういう風に思うことも多々あるw周りにもそういう意見割とよく聞くww

*女性は自分の「好き」が上がったり下がったりするのを、結婚後もつねに見つめています。相手が自分のことを好きだろうか、ということも、つねに意識している。
「靴下脱ぎっぱなしはやめて」も「夕食を食べないなら、早めに電話してって言ってるでしょ」も、「このままでは少しずつ私、あなたを嫌いになってしまうわよ」というサイン。同時に、「私のことが好きなら、こんなに私が不快なことはやめてくれるよね」というサインでもある。ところが男性は相手の感情に無頓着。

確かに(笑)

*(育児のこと)0~2際までの肉体的限界をはるかに超える苦行。3歳までの育児ノイローゼと言われる精神的シゴキの数々。10歳くらいまでの、どうしても子ども中心に家族が行動せざるを得ない振り回される感じ。そして、第二反抗期と進学、就職が重なる10代の、胃潰瘍になりそうな、気を使う時期。こういう問題は「育児に理解のある夫を探せば大丈夫」というわけではないし、「私ががんばれば大丈夫」という、生易しい物でもありません。

岡田さんは相当育児を主体的にやってること伺わせるな。。

*知識も能力も備え、家を取り仕切っているのは母親なのだから、夫はリーダーに従うべきなのに、家事を手伝うどころか、靴下はぬぎっぱなし、食事をしながら新聞は読む。それを見た子どもに「お父さんだけ、なんでいいの?」と手伝いをサボる口実を与えるだけ。

*母親にとって家庭は職場だ。家庭に帰っても、ちっともほっとしない。帰り道で、すでに家事の段取りを考えている。家庭に帰るというのは、ひとつの職場からもうひとつの職場へと移動するという意味だ。

ああ、書き出すときりがない。まだまだ面白い言説が満載なのですが。

そこで、そんな現代の女性達への岡田さんの提案は、

家庭から夫をリストラせよ!

確かにそうなんだよねー。夫がいない方が精神的にも物理的にもすごく楽。

しばらく真面目にそのことを考えてしまって(その結果夫への態度が悪くなり、険悪になった)でもまあ色々考えて、リストラは無理と思いましたw

ただ、この本を読んで私なりに至った結論はいくつか。

1.家庭内のリーダーは私。実際に子ども達の面倒を見て、さまざまな情報を得ているのは私。時間やお金や労力を提供しているのも私。夫の意見を参考意見として聞くのはいいけど、決定権は私にあるということで良い。

2.経済的な自立は一生手放さない。経済的な自立=自由と権利。

3.だけど、私一人の価値観だけで子どもを育てることは、あまりよくないと思う。多様な価値観の中で子どもを育てるには、父親という存在は必要。

4.私はまさに「自分の気持ち至上主義」。上手に幸せになるためには、つねに自分の気持ちを「良い状態」「楽しい状態」にもっていくこと。

5.夫をリストラした場合、やはり不安、寂しさはあるだろう。だけど、単に夫いるという状態から得られる安定に安住していていいの?(←これは結論ではないけど)

6.色々思うところはあるけど、やはり夫との関係づくりを放棄せず、がんばりましょう。

こんな風に書いてるとどんなひどい夫なんだという感じですが^^;人としてはすごい良い人です。おせっかいなくらい人に親切で、私の仕事上の相談なんかも良く乗ってくれるし。子ども達もパパ大好き。

ただ、自己管理能力があまりに欠落してるので、私が結局しりぬぐいさせられてしまうこと(育児もしかり、家事もしかり、部屋の散らかりとか、お金の管理もできないとかとかとか)が、何といっても一緒に暮らしていて嫌な部分で、ものっすごいストレスになっています。

子どもが大学生くらいになっても今のままだったら、ホントに一人暮らししちゃうかもーw

本書の話に戻って、岡田さん、この本の結論を自身が自分の実生活にも適用しちゃったそうです!

すごいお人だ。
by lucie1104 | 2011-06-10 06:42


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