かもめ食堂
かもめ食堂
群 ようこ / / 幻冬舎
ISBN : 4344010973
映画の方が先に観ていて、あとから原作を読んだけど、本当に映画は、原作そのままという感じで作られていることに感心。サチエ、ミドリ、マサコ、トンミ君のキャスティングもぴったりで、本を読んでいると役者さんたちの顔が浮かんできてしまうほど(映画を先に見ていたせいもあるか)
でも、映画では説明されていなかったサチエのフィンランドに来る前のことや(宝くじで当たった1億円で、フィンランドで食堂を始めたとはびっくり)、ミドリの考えていることなど、小説ではより詳しく説明してあって、まるで映画の裏話を読んでいるような気分で面白かった。
映画には映像があり、小説には言葉による描写があり、それぞれに良さがある。
自然が豊かで、人も車も少ないフィンランドなのに、日本と同じように悩み苦しんでいる人がいることについて、サチエが「どこに住んでいても、どこにいてもその人次第なんですよ。その人がどうするかが問題なんです」と言うシーンがある。
私もずっと海外に憧れてて、大学時代留学したことがあったけど、同じように感じたことを思い出した。理想の場所は、どこか遠くにあるわけではない。もっと自分の足元を見つめなくてはね。
群 ようこ / / 幻冬舎
ISBN : 4344010973
映画の方が先に観ていて、あとから原作を読んだけど、本当に映画は、原作そのままという感じで作られていることに感心。サチエ、ミドリ、マサコ、トンミ君のキャスティングもぴったりで、本を読んでいると役者さんたちの顔が浮かんできてしまうほど(映画を先に見ていたせいもあるか)
でも、映画では説明されていなかったサチエのフィンランドに来る前のことや(宝くじで当たった1億円で、フィンランドで食堂を始めたとはびっくり)、ミドリの考えていることなど、小説ではより詳しく説明してあって、まるで映画の裏話を読んでいるような気分で面白かった。
映画には映像があり、小説には言葉による描写があり、それぞれに良さがある。
自然が豊かで、人も車も少ないフィンランドなのに、日本と同じように悩み苦しんでいる人がいることについて、サチエが「どこに住んでいても、どこにいてもその人次第なんですよ。その人がどうするかが問題なんです」と言うシーンがある。
私もずっと海外に憧れてて、大学時代留学したことがあったけど、同じように感じたことを思い出した。理想の場所は、どこか遠くにあるわけではない。もっと自分の足元を見つめなくてはね。
by lucie1104
| 2008-08-04 22:56
読んだ本の簡単レビューと日記
by lucie1104